Key出演ミュージカル「CHESS」あらすじ&ストーリー(盛大なネタバレ)

きーくん出演のミュージカル「CHESS(チェス)」を見に行ってきました!

めんどくさがりなので普段こういった記事は書かないのですが、初めて日本語字幕がなく…

2回見てなんとか把握、というレベルですし、自分でもまとめておきたいなと思って書いてみました。

事前にストーリーを把握してから楽しみたい!という方のお役に立てればなとも思います…

ちなみに細かいところ順番が前後してたり間違ってることもあると思うので、概要を掴む気持ちで読んで頂ければと…

 

~あらすじ~

アメリカとロシアの理念対決の真っ只中だった冷戦時代、チェス世界チャンピオンシップが開かれるバンコクに世界中が注目する。アメリカチャンピオンのフレディとロシアチャンピオンのアナトリー(Key)は、彼らを取り巻いた世間の関心の中で熱い神経戦を繰り広げる。世紀の対決と呼ばれたアメリカとロシアのチェスマッチ。行き過ぎたマスコミの取材攻勢の中で、両国選手間の対立はますます感情的に変化していく。フレディの助手であるフローレンスは自由奔放なフレディの態度に疲れていく中、アナトリーから哀れみと恋愛的感情を感じる。ロシア体制の中で何ひとつ思い通りにはならなかったアナトリー、そしてフローレンスを通じて自由に対する渇望を思い知る一方で、彼女を愛するようになる。結局、アメリカへの亡命を決意したアナトリーは、フローレンスと共にアメリカ行きの飛行機に身を乗せることになるが…
8年後、世界チャンピオンシップ競技が行われるハンガリーのブタペストで再会したアナトリー、フレディ、そしてフローレンス。彼らの前には政治的関係と冷戦時代の理念的争いが横行する新たなゲームが繰り広げられる。人生という巨大なチェスボードの上に立った彼らの運命はどこに向かっていくのだろうか。裏切りと野望の中でチェスは続いていく。

 

~登場人物~

Anatoly(アナトリー):ロシア体制の中で自由を失い、新しい世界と愛を夢見る、悲運のロシア・チェスチャンピオン

Freddie(フレディ):天才的だが傲慢なアメリカ・チェスチャンピオン。復讐心によってアナトリーを窮地に追い込んでいく勝負師

Florence(フローレンス):自由奔放なフレディに疲れていく中、アナトリーと出会って恋に落ちてしまう、フレディの長年のアシスタント

Molokov(モロコフ):ロシア代表団団長。アナトリーのチェスゲームとそれを取り巻く人物たちを、静かにそして政治的目的を達成しようとする戦略家

Walter(ウォルター):フレディのエージェント。フレディを利用して金と名誉を手に入れようとする実利主義者

Svetlana(スヴェトラーナ):アナトリーと共にロシアへ帰りたいと願う、アナトリーの妻

Arbiter(委員長):世界チェスチャンピオンシップ委員長

Gregor(グレゴール):ハンガリーで失踪したフローレンスの父親


~第1幕~

ハンガリーのブダペストでのフローレンス幼少期。フローレンスは父親と戦火のなか別れてしまう。

(「チェスに集中しなさい」という会話からもこの頃からフローレンスがチェスをやってたことがわかる)


チェス世界チャンピオンシップの試合前のフレディとアナトリーの記者会見。自由に話すフレディに対し、自ら質問に答えずモロコフが代わりに答えるアナトリー側。フレディのアシスタントの関係を聞かれたフレディが怒って出ていってしまう。

(ここでも自由なアメリカ人フレディと自由のないロシア人アナトリーの対比が見られる)


試合前日の控え室。

簡単な相手じゃないからと練習しろというフローレンスに対し、全くやる気のないフレディ(ゴルフの素振り)。母親みたいなことを言うな、俺のやりたいようにさせろと、言うことを聞かないフレディ。
一方、アナトリーの控え室で練習をするアナトリー。モロコフはフローレンスの情報を見る。 フローレンスはハンガリーから亡命してきたという。試合直前だというのにモロコフの指示で大使?に会わされることになるアナトリー。集中したいからと言うけど、お前に選ぶ権利はない的なことをモロコフに言われてしまう。



Where I want to be - Anatoly-
내가 원해왔던 이곳에서 내가
바래왔던 일을 하고있는데도 내겐 남은 게 없어
달려가고 있어 돌아보지 않아
죽을만큼 도통그럽다고 해도 다른 선택은 없어
언제쯤 멈춰질까 나 어디로 갈 수 있을까

僕が望んできたこの場所で 僕が願ってきたことをやっているのに

僕に残っているものは何もないんだ

走り続けて 振り返りもせず

死にそうなほど辛いといっても他の選択肢なんてない

いつになれば止まるのだろうか 僕はどこへ行けるのだろうか



チェスマッチが始まる。ヨーグルトを食べるアナトリーに向かって、ヨーグルトを使って不正をしているんじゃないかとアナトリーを疑うフレディ。前はブルーベリーだったのに今は苺だというのは誰かから何かのサインなんじゃないか?と詰め寄り、中身を見せろと言うが断るアナトリー。公正な試合のため二度とヨーグルトを出すな、そして公式謝罪を求めるけど、アナトリーは断る。


(この辺りだったかウォルターとフローレンスのシーンがあり、ウォルターが誰かと電話で話してるんだけど、ヨーグルトやらお金の話をしてるんだけど、まさかヨーグルトも仕込まれてる?)

二人を和解させようと、モロコフとフローレンスは同じレストランで鉢合わせ状態を作る。偶然を装ってフローレンスがレストランにやって来るけど、すぐに見抜くアナトリー。フレディを探しに行くモロコフ。ここで二人で少し会話をするが、アナトリーはかなり前に結婚しており、子供はいない、夫婦関係は終わっている、という話をする。

フローレンスもフレディを探しに行き、アナトリーは監視してた男たちを撒いて逃げてきたとこでフローレンスと再会。ぎこちないながらなぜか気が合ってしまう二人。境遇が同じだからか惹かれ合ってしまう(歌いながら)。そしてキスをしてるところを、遅れて来たフレディに見られてしまい、それを俺に見せたかったのか?と誤解させてしまう。


フレディは、フローレンスに対して亡命することになったのはロシアのせいじゃないのか?そのロシア人の男と?と。フレディも嫉妬してたもよう。 チェスマッチは混乱したフレディが負け、次の舞台はブダペストへ。


いつの間にかアナトリーとウォルターが手を組んだようで、アナトリーはフローレンスとの亡命の道を選ぶ。うまく逃がしてくれたように見えたけど、マスコミが来ていて写真とられまくる。でも祖国を捨てたわけじゃないというアナトリー。ここで祖国を思いながらアンセムを歌う。



Anthem - Anatoly-

어떤 누구도 거친 힘 강하다 해도
결단코 정복할 수 없는 나의 조국
영원하리라 조국의 뜨거운 심장
역사의 숨결을 간직한 나의 조국
깊은 절망과 아픔이 찾아온다해도
폭풍우 속에 무너져도
전쟁속에 찢겨져도 나는
결코 잊지 않으리 나의 조국
どこの誰も 乱暴な力がどんなに強いといっても
決して征服することはできない 我が祖国
永遠なれ 祖国の熱い心臓
歴史の息遣いを秘めた我が祖国
深い絶望と苦痛が訪れたとしても
暴風雨の中で倒れても
戦争の中で引き裂かれても
決して忘れない 我が祖国

국경을 넘어 떠나가도
내 영혼은 조국에 남아있네
지키리라 나의 조국
나의 심장
国境を越えて祖国を去っても
我が魂は祖国に残っている
守られよ 我が祖国
我が心臓


~第2幕~

ブタペストでリラックスして過ごすアナトリーとフローレンスのシーンから始まる。

そこで友達に再会するアナトリー。ひとり残ったフローレンスは聖堂で歌う。

その友達と四人で話して別れ、「良い人たちだね。話してた時によく名前が出てたスヴェトラーナって奥さん…?」と。関係は終わったとアナトリーは言うけど、ちょっと口喧嘩してしまう。でも二人で自転車に乗り、歌いながらやっぱりお互いの気持ちを確認し合って仲直り。

(ストーリーと全然関係ないけど、自転車に乗っているきーくんが可愛すぎる。そして立ちこぎだし意外とスピード出てる(脱線))


スヴェトラーナと会うアナトリー。夫であるアナトリーが帰ってきて嬉しいというスヴェトラーナ。フローレンスは美人か?金持ちか?と問う彼女に、フローレンスを愛してると伝えるアナトリー。


写真とられるだけでお金稼げるフレディ、ロシア人のアナトリーは何をしても自分にお金は入らない、という対比もウォルターの台詞だったかどこかに入ってた気がするんだけど…
試合前にインタビューを受けるフレディに、インタビュアーがアナトリーも同じホテルに泊まってることをばらしてしまい、聞いてないとウォルターに怒るフレディ。


モロコフはアナトリーに、自分の亡命のせいで沢山の周りの人たちが被害を受けていると話す。思いもしてなかったアナトリーだけど、証拠の文書?のようなものを見せられ混乱し、翌日の試合に負けてしまう。

モロコフはフローレンスに対しても、自分の妻の話をしながら、夫婦の話とかをして遠回しにフローレンスを動揺させるようなことをどこかで言っていたと思う。最後に分かることだけど、実はモロコフに奥さんはいなかった(つまり嘘)。


アナトリーが試合に負けてしまった翌日、フローレンスとウォルターとレストランに行くと、モロコフとスヴェトラーナが隣の席に。モロコフとウォルターが仕組んでいたもよう。ここでアナトリーに電話が入り、甥に何かあったもよう。空気を読んだのかフローレンスが立ち去ろうとするけど、それを止めるアナトリー。フローレンスは自分は大丈夫だから、と身を引こうとすると、自分が一緒に行ってもいいか?とフローレンスに聞くスベトラーナ。更に精神的に落ち着かなくなるアナトリー。ここでフローレンスとスヴェトラーナが、アナトリーを愛しているという内容の歌を歌う。


モロコフは、アナトリーのせいでフローレンスは父親と会えないでいるということをアナトリーに伝え、フローレンスもその通りと答える。また混乱し、こんな中試合はできない、時間がほしいから延期してほしいというアナトリー。フローレンスはフレディにそれを伝えに行くけど、受け入れないフレディ。


フレディのインタビューシーン。歌いながら自分の幼少期の話をするけど、義理の父親とうまくいかなかったのか、辛い幼少期を送っていたもよう。

(よく覚えていない…)


精神的にも追い詰められたアナトリーはラストマッチで負けてしまい、チャンピオンタイトルを奪われてしまう。
アナトリーはスヴェトラーナとロシアに帰ることに。フローレンスは父親に会いに行くため、二人は別れてしまうことになる。また会えるか?と聞くアナトリーに、もう会えない、と伝えるフローレンス。フローレンスの元を去るアナトリー…

そこへモロコフが来て、再会できたと思ったフローレンスの父親は別人で、もう既に死んでる。(偽の)父親が持っていた写真も偽物だったと。どうやら、アナトリーがロシアに帰国するのと引き換えに、あるアメリカ人?が釈放されたとか、つまり裏で取引が行われていたもよう。


フローレンスに告げられたチェックメイトという言葉。

結局、アナトリーもフローレンスもフレディもチェスの駒だった、というエンディングでした…

 

 

(ちょっと感想)

悲しい終わり方でした…でも一番辛いのはフローレンスかもしれないね、って友達と話してました。

私はきーくんの全公演の3回目・4回目にあたる公演を見てきたわけだけど、初日の後のあのきーくんのインスタを見てたから、それを思うとカーテンコールのきーくんの表情とか、「ちょっとは良くなったかな」と、思っているようにも見えました。

歌もすごく難しそうで、もちろん周りは上手な人たちばかりだし、カムバとかぶって練習期間も短いし…と大変だったと思うけど、そんなこと思わさせない、いつこんなに練習したの、と思わせる内容でした。いつもだけど…

歌の部分では1幕終わりのアンセムがきーくんのハイライトかなと思うんですが、「祖国…」と歌うところがほんとに切ないというかなんというか色んな思いが込められていて、すごかったです…


本人がプレスコールのインタビューで、「歌も演技もすごく難しい作品だけど、これをやり遂げた時には一段階成長できてるんじゃないかと思う」というコメントがあったけど、本当にそうなるんだろうな!て確信できました。

一応ミュージカル全作品を見てるんですが、毎回毎回成長が感じられるし、今回も感じられたし、まだ6回も残ってるからまだまだ良くなっていくんだと思います。いつもそうですよね!

 

それから、きーくんすごい痩せたじゃないですか。ドームの時もそうだし、カムバでもそれ以上に痩せてて、そしてこの作品ときたから、役作りのためにも今の体型を作ったのかなと思いました。

ああ…もう私の稚拙な日本語では表現できない…

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コメント: 2
  • #1

    レオニード (金曜日, 03 7月 2015 22:14)

    今晩は。Twitterとブログを拝見し、有難い記事を書いて下さること、いつも感謝しています。有難うございます。
    チェス、公演を見た方の呟きや、きーくんのインスタ…今までにない様子で、少し心配もしましたが、いや、きーくんはいつだってベストを尽くす人だし前へ進んでいく人だから、ただ無事を祈っていようと。
    うめこさんの記事で、私も確信しました。うん、これでいいんだと。きーくんはほんとに凄い子だと思います‼知るほど好きになります…。
    長々失礼しました。お礼が言いたくて。

  • #2

    tominkey (金曜日, 03 7月 2015 22:32)

    うめこ様

    お世話になっております。tominkey です。
    日本語訳の記事、本当にありがとうございます!
    私は2日目の公演を観に行きましたが、韓国語を勉強しているものの、聞き取りが苦手で全体的な流れしか把握できませんでした。
    最後のチェックメイトのところが、1番聞き取れなくて、ちんぷんかんぷん(笑)
    うめこ様のおかげで理解でき、スッキリしました!
    千秋楽も観に行く予定なので、しっかり予習して楽しみたいと思います(^-^)&韓国語の勉強をもっと頑張ります(笑)

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