GQ 12月号 テミン インタビュー(11月20日)

昔からですけど、はっきりとソロでやりたかった、と言ってしまうてむちゃんかっこいいです。

ステージに立ってるときにどういうこと考えながらやってるか、とか興味深かったな。

とにかく、きーくんにもらったお財布見つかってよかったw


冬は好きですか?
テミン:僕は冬がすごく好きです。

どうしてですか?
テミン:冬に思い出が多いみたいです。僕の人生で記憶に残っていることはほとんど全部冬だったんです。記憶がすごく温かいです。でも…なんかここではいえないです。

うむ…、カメラの前のテミンは本当のテミンとかなり違いますか?
テミン:違うとは思います。どれが本当の自分の姿だとお話するのは難しいです。カメラの前では芸能人としてのテミンの姿になると思うし、でもそれも僕の姿である気もするし…。カメラの前で言えることもあるし、言えないこともあるし。カメラの前ではやっぱり、自分の考えを整理して、ちゃんとイメージを伝えなきゃいけないじゃないですか。

実は50個の質問を選んできたんだけど、ただなんとなく話をしてみたくなりました。1番から50番までひとつ数字を選んでみてください。それからいきましょう。
テミン:じゃあ、僕は17番。

17番。「怪盗」のステージでのカメラを見つめる凄まじい視線はどうやって出てくるんでしょう?アイメイクのせいでしょうか?
テミン:はは。コンサートの時はカメラが遠くにあるので、動作も大きいしエネルギーも沢山込めるけど、音楽番組ではカメラがかなり近くにあると意識しながら動きます。今インタビューしているこのくらいの距離?そうすると、そういうのが出るみたいです。僕の内面にこういう姿があるということが自分でも不思議に思ったりするけど、僕が好きな雰囲気がどうしてもこっちの方みたいです。自分でこういう話をするのはちょっと笑えるかもしれないけど、やっぱり僕もモニタリングするので、僕が昔より深みというか、ちょっと成熟しているのが見えます。

テミンの内面に何があるんでしょうか?
テミン:大衆の皆さんは僕が普段可愛いコンセプトだから、明るい感じで出てくるものと予測してたでしょう。でも、むしろ周りのスタッフさんは平常時の僕の本当の姿、内面をちょっと覗いて引き出してくれるようです。公演をしながら積んできたノウハウやエネルギーみたいなものを爆発させたいという僕の気持ちです。それから、僕は芸能人なので感情表現はあまりできないじゃないですか。怒ったりもできないし。「怪盗」のステージは強烈だから、ストレスがほぐれました。発散したんでしょう。

毒気が感じられるくらいに堂々と準備した感じでした。
テミン:歌手という夢を見始めた時から頭の中に描いていたイメージは、ひとりでステージに立つ姿でした。SHINeeで本当に良かったし楽しいけど、同時に心の隅には、ひとりで一度やってみたいという欲望があったんだと思います。ひたすら練習すれば、僕がその資格を持てた時に、事務所がチャンスをくれるだろうという気持ちがありました。

テミンに対する事務所の信頼はどこからくるんでしょうか?
テミン:シム・ジェウォンやファン・サンフンという振付の方、ディレクターの方々とすごく沢山話をしました。悩みみたいなものやこれからの方向性に対してです。いつもそのヒョンたちは僕が何を求めてるのか分かってるんです。僕が直接言葉にしなくても、なんか見ていて分かるみたいです。「お前が本当にソロをやりたいなら、後押ししてやりたくなるようにしてみろ」て言ってくれたんです。「もしお前がマイケル・ジャクソンみたいに歌って踊れば、事務所から何でも一緒にやろうとするから」という風に。ヒョンたちが橋渡しになってくれたんだと思います。

いざやってみると、ちょっと残念だった部分もありますか?
テミン:「怪盗」は抜け感があって洗練された曲だけど、音域が結構低い方です。最初はライブでやるには音がかなり流れる曲だから、タイトル曲として大丈夫かな、と思いました。最初に歌を選ぶ時、すごく鋭かったんです。今思うと、そのカラーが悪くなかったみたいです。

企画と枠組みはチームで作っても、ステージでそれを表現するのはひとりです。テミンのステージを特別なものにするのはテミンです。
テミン:ステージやパフォーマンスをする時、アーティスト的な部分をよりお見せしたいんです。そのために、曲に没頭することが一番重要な気がします。僕が没頭をどのくらいしたのか、それを皆が見てどのくらい集中してくれるか、という問題だからです。僕がドラマみたいなものを見る時、あんまり没頭できないタイプなんです。でも、ステージに立つ時は本当にちゃんと没頭できます。コンサートの時にやる「Evil」のステージもそのケースで、この曲が終わると落ち着くまである程度時間が必要なほどです。その瞬間、僕が変になったみたいに。

生まれ持ったものもあるでしょう。
テミン:僕はもともと歌やダンスの才能はないと思っていました。でも、人が持っている「カラー」があるじゃないですか。両親がそのカラーをちゃんとくれたみたいです。

今回のアルバムを聞くと、ボーカル面に確実に実力が付きました。「Ace」では楽器の音を全部取り除いて、テミンの声だけ聞きたいくらいです。
テミン:事務所に練習生として初めて入った時は、よりによって変声期で歌を歌えませんでした。皆に取り残されていると感じたからか、さらに練習しました。あ、僕はこれも経験しました。何て言ったかな?音をぴたっと…あ、得音!(※自分の声の特性を完全に把握して自由に歌える境地に達すること)ふふ。そうしながら少しずつ力もついてきたようです。

得音の瞬間はもしかしてトイレで?
テミン:はは。違います。SHINeeの歌はキーが高いので、歌いこなすためには音域を少し広げなきゃいけないんです。ボーカルルームでピアノを弾きながらスケールを少しずつ上げていって、ある日突然高音が出るんです。もう出るようになったんだな、と思ったら、次の日にはまた出なくなるんです。出たり出なかったりを繰り返しながら、少しずつ音域が広くなってきたみたいです。

正直、ひとりでいる時、「今年は僕だ」と思う時もあるでしょう?
テミン:はい…ソロでは…少し…ふふふ。活動期間は長くなかったけど、その短い期間で良い印象を残せたということを皮膚で感じられたので良かったです。

良くないことを言われた時もこんな風に淡々としているんですか?
テミン:いえ、僕はすごく理性的ではないんです。良くないことを言われたら、その日は完全に気が抜けてしまいます。ストレスが沢山溜まります。それでも、だからこそ自分にムチ打って直そうと努力もするようになっているんだと思います。

さばさばした22歳ですね。
テミン:うむ。「あなたがもしそう思うなら、後でどこまで話せるか一度会おう」こんな風に若干感情的な考えも時々したりします。ふふ。

それでも幼い頃に想像していた22歳と比べたら上手くやってるでしょう?
テミン:はい、そんな気がします。幼い頃は、未来の自分のダンスと歌の実力だけを想像してたけど、あの頃は全く想像できなかった今のスタイルや洗練された自分を見ると…。時間がもっと経ったら、もう少し弾けるようなエネルギーを見せたいです。

自らを証明し続けること。疲れないですか?
テミン:その分やりがいも大きいです。その喜びで生きてるんだと思います。

努力派という言葉はどうですか?
テミン:うむ…大丈夫です。いずれにせよ僕が苦労したということを皆さんが知れば、自分が辛いと思うことは減るじゃないですか。僕が敢えて追い求めているような評価は特にはないです。皆が僕に努力派ではないほかの姿を見出した時、その時の真実からにじみ出る一言をもらえるなら、その言葉が本当に嬉しいんじゃないかなと思います。

練習してない時、何かのために努力してない時、テミンは何をしているのか…
テミン:それが気になる人たちが多いようだけど、ただそう思ってもらえればと思います。いざ話すと、すごく失望するからです。特別なことはしてないです、本当に。

最近突然上手くなったことはありますか?
テミン:バスケです。最近になって始めてみたけど、面白いです。友達同士でただひたすら遊びます。お酒も飲まないで、運動みたいなものを沢山したり。僕と同じ年代の子たちが遊ぶように、子供っぽく遊んでます。

どうしても手に入れたいものは何ですか?
テミン:特にないです。僕は所有欲がないんです。ちょっと変わってるかなと思います。何かを集めたり買ったりするのにも興味がなくて。

食欲もないですか?
テミン:あ、それはちょっとあります。最近は海産物にはまってて…。ずっとお肉が本当に好きだったんだけど、変わりました。父が海産物が好きなんですが、似てきているようです。

最近一番よく使う単語は何ですか?
とにかく、もう、こんな言葉を沢山使います。僕がちょっとよく言葉に詰まるんです。だから話を整理する意味で口癖のように使います。

よく言われることは?
テミン:「物をもう少しちゃんと扱え」。少し前にキーヒョンが買ってくれたお財布も一度なくしてしまったんですが、見つけました。あ、ミノヒョンは僕に、ヒョンたちにもう少しよくしろ、と言います。本人(ミノ)はヒョンたちによくできてないのに。ふふふ。冗談ですけど。

時間は早く流れるけど、もし過去に戻れるなら何歳の時が良いですか?
テミン:1歳です。

え?
また1歳からやり直して、もっと上手くやりたいです。一度やってみたことだから、もっと上手くやれる気がします。

そんな性格、直したくはないですか?
テミン:僕は好きです、自分の性格。変えないつもりです。でも、友達の中にいつもいつも幸せな子がいるんだけど、時々羨ましく思ったりはします。はは。

(和訳:うめこ)

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